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ルイーゼのこと


彼女はzizelの緋芽さまの所から我が家にやって来ました。
憂の双子が欲しいなぁと思っていた時に、緋芽さまからルイーゼのお嫁入りのお話があり、
「是非!!」と返答しました。

しかし、彼女が家に来る前に長年共に過ごした愛犬が天国に召されました。
この子は八年前に地元で拾った犬でした。
シー・ズーという犬種で、丁度家にも同じ犬種の子が居たので気になり、
「おいで」と手を差し出したら噛まれました。
噛み癖のある犬じゃ誰も拾わないだろうと思うと、どうしても見捨てられずに連れ帰った子でした。
この子は目が見えず、怖くて噛むということがわかりました。
捨てられたのか、迷子なのかそれすらわかりませんでしたけど、
共に暮らし接するうちに徐々に私達に慣れ噛まなくなって・・一緒のベッドで寝起きをすることが出来ました。

死ぬ少し前に検診を受け、老衰と秘臓に腫瘍が出来ていると診断されました。
いつ秘臓に出来た腫瘍が切れて出血するかわからないと言われ、高齢だから手術しても無駄に近いと言われ、
症状緩和の薬を投与し余生をのんびり過ごさせてあげようと決めた矢先のことでした。
たまたま家族皆でビデオを観て明け方まで起きていたあの日、急に起き上がり水を飲み・・・。
そのまま急にぐったりして・・天国に旅立ちました。
ほんの20分間の出来事でした。
まるで眠るような、安らかな死に顔で、あの子は逝きました。

突然のことに愕然とし、悲しくて寂しくて・・・。エリス達を見るのすら悲しくて。
悲しい、というより心の中にポッカリ穴が開いたような感覚でした。
悲しいとか嬉しいとかそういう感情も何処かに置き忘れてしまったみたいで。。。
ちょっと前の出来事が何時間、何日も前のことのように思える日を過ごしていました。
そんな時、緋芽さまのところから彼女が届いたのです。
そっと箱を開け、彼女を取り出してみました。
かなり削ってあるので凄く大人びていて、物憂げな目元は何かを悲しんでいるように見えました。
そんなヘッドを見ていて「あぁこの子も一緒に悲しんでくれてるんだ・・・」と思ったとき、
何も感じなかった心がほんのり温かくなりました。
そして彼女のメイクをしてあげようと思いました。
隣りに憂を座らせ、2日がかりでメイクをしました。(エリスや憂は数時間で終わったのに・・・)


ルイーゼは天国のあの子からの贈り物のような気がします。
いつまでも塞ぎこんでる私の為に。
あの子が好きだったエリス達の為に。

地上で疲れた分、天国ではゆっくりしてね。
そして時々、遊びに来てね。
私は此処で待ってるから。